中国で出産後の入院レポ🇨🇳③

中国の文化について🇨🇳

中国には「坐月子(ズオユエズ)」という文化があります🇨🇳

坐月子とは、中国や台湾をはじめとする中華圏で広く行われている産後の伝統的なママの養生習慣のことです!

直訳すると「1か月間座って過ごす」という意味で、出産後の女性が心身を回復させるための特別な期間を指します。

一般的には出産後30〜40日間(地域によっては42日間、私の住んでいる瀋陽市は42日間でした)を「月子」と呼び、この期間は母親の体をしっかり休ませることが何よりも大切だと考えられています。

現代でも、

・体を冷やさない

・冷たい食べ物や飲み物を避ける

・鶏肉のスープや生姜を使った料理を食べる

・漢方食材を使った薬膳を食べる

・家事を極力しない

・重いものを持たない

・睡眠を優先する

・髪を洗わない

・長時間の入浴をしない

・外出を控える

・スマホや読書を長時間しない

など、さまざまな習慣があります。

また、産後は母親自身が無理をしないよう、両親や義両親が育児をサポートするのが一般的です。

もし家族のサポートが難しい場合は、

「阿姨(アーイー)」と呼ばれる家政婦兼ベビーシッターさんを雇い、24時間体制で育児や家事を手伝ってもらいます。

私たちも退院までの数日間、この「阿姨」

サービスを試しに利用してみました☺️

中国の産後サポート「阿姨」がやってきた!

旦那さんは出産翌日から仕事へ。

そのため旦那さんの会社の老板(社長)が

お祝いとして阿姨を手配してくれました。

やってきたのは50代くらいの女性。

病室に泊まり込みで、

赤ちゃんのお世話や私のサポートをしてくれます。

つまり私は何もせず、ただ休むだけ。

中国ではごく一般的なことですが、

日本との大きな文化の違いを感じました☺️

私には少し合わなかった阿姨文化😢

ただ、正直に言うと私は、継続利用したいとは思いませんでした。

もちろん、これは完全に私個人の感想です。

まず私は、赤ちゃん用品をほとんど日本製で揃えていました。

やはり日本の製品は質が良く、何より安全だからです。

中国人の友人からも、できるなら、日本の商品を揃えた方が良いとアドバイスを受けていました。

出産前に帰国できなかったので、なんとか淘宝で購入しました。

淘宝で買うと、どうしても高いので、帰国できる方は、日本で揃えるのをお勧めします。

オムツ、洗剤、ボディソープ、ローションなど、すべて自分で調べて選んだものです。

そのため、「使い方が分からなかったり、日本語が読めない場合は、遠慮なく聞いてください」と伝えていました。

ところが阿姨は、

「日本語が読めない」「中国のものを買い直した方がいい」と言います。

さらに、私が準備した赤ちゃんのお洋服に対しても.

「他に服はないの?」と言いました。

もちろん悪気がないのは分かっています。

ただ、私は、

「自分で考えて選んだものを使ってほしいし、これから退院後は、私が使ってお世話をするのだから、わざわざ新しいものを買う必要はない。わからない場合は、私に聞いてほしい。」

と何度も説明したのですが、

なかなか納得してもらえませんでした。

最終的には、

「このままだと難しいので、別の阿姨をお願いするかもしれません」

と伝えたところ、ようやく理解してもらえました。

この経験から、もし中国で阿姨を利用する場合は、

「育児方針を最初にしっかり共有する」

ことが大切だと感じました。

とはいえ、育児スキルは本当に問題なかったです。

ミルクの飲ませ方。

ゲップのさせ方。

オムツ交換。

どれも慣れた手つきでこなしてくれました。

そのため、安心して任せることができました。

おかげで私は久しぶりにまとまった睡眠を取ることができました☺️

私がトイレへ行く時も優しくサポートしてくれました。

文化の違いで戸惑うことはありましたが、根本的にはとても親切な方だったと思います。

冷たいお粥事件

そしてその日の夕方、事件が起きます。

中国では産後に冷たいものを、食べるのは良くないとされています🇨🇳

日本にはもちろんそんな文化はないので、

私はどうしても甘い冷たいお粥が食べたくなり、デリバリーで注文しました。

左のは温かい「キノコと鶏肉のお粥」

右のは冷たい「杨枝甘露のお粥」です🇨🇳

すると阿姨から、

「そんな冷たいものは食べてはいけない」

と注意されました。

私は、

「日本にはそういう文化はないんです」

と伝えながら食べ続けていました。

するとなんと、阿姨が看護師さんへ報告。

その結果、その日に予定していた母乳マッサージがキャンセルになってしまいました😇

このマッサージは、私が自費でお願いしていたため、本当にショックでした。

もちろん阿姨は私を心配して行動してくれたのだと思います。

看護師さんたちも、

「産後は体を冷やさない方がいい」

という考え方でした。

ただ、日本人の私にとっては予想外の出来事でした。

この時初めて、

「中国で出産するということは、中国の文化の中で産後を過ごすということなんだ」

と実感しました。

文化の違いを受け入れる難しさ

日本にも「郷に入っては郷に従え」という言葉があります。
中国にも同じ意味の「入乡随俗」という言葉があります。

私自身、産後のストレスや痛みもあり、自分の考えを優先してしまった部分があったと思います。

もちろん、日本と中国のどちらが正しいという話ではありません。

ただ、育児や産後ケアに対する考え方は想像以上に違いました。

そして私は、
「自分で決めた方法で育児をしたい」
という気持ちが強いタイプだったのだと思います。

だからこそ、少し窮屈に感じたのでしょう。

一方で、
「とにかく体を休めたい」
「育児を他の人に任せたい」
という方には、阿姨の存在は本当に心強いと思います。

文化の違いを理解したうえで利用すれば、

とても素晴らしいサービスだと感じました。

こうして迎えた産後2日目。

身体的にも精神的にもハードな一日でしたが、
常に味方でいてくれた旦那さんの存在に何度も救われました。

そして翌日からは、
いよいよ本格的な授乳生活が始まります。

最後までみてくださりありがとうございました💕

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